2017年11月10日

平成29年・44週(10月30日~11月5日)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
仙南、石巻、仙台管内で警報継続中

~今週のコメント~
【水痘】
 水痘帯状疱疹ウイルスの初感染時に起こる発疹性の病気で「みずぼうそう」とも呼ばれ、9割の人が9歳以下で発症するといわれています。伝染力の強いウイルスで、主にウイルスが含まれる患者の水疱液に接触することで感染します。
初感染の一般的な症状としては、発熱とともに皮膚表面の紅斑が現れ、水疱が徐々にかさぶたになって治癒するという経過を示します。
ただし、このウイルスは症状が回復した後も神経節に潜伏するという特徴があり、体調不良などで免疫能が低下した際に帯状疱疹として局所的に水疱が再発することがあります。
水疱には多量のウイルスが含まれているため、水痘ワクチン未接種者等への感染防止に注意が必要です。

【インフルエンザ】
 仙台医療センターウイルスセンターで第43週にB型インフルエンザウイルスが分離されました。
これから流行の季節を迎えるため、日頃から、うがい・手洗いを励行するとともに、咳エチケットを徹底し、感染拡大の予防に努めましょう。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年11月9日更新)