2018年11月02日

平成30年・第43週(2018.10.22~ 2018.10.28)

【定点把握対象疾患】
[ 手足口病 ]
仙南管内で警報レベルを継続中です。
[ 伝染性紅斑 ]
気仙沼管内で警報レベルを継続中です。
仙台管内で警報レベルを継続中です。
[ 咽頭結膜熱 ]
栗原管内で警報レベルを超えました。
[ 水痘 ]
石巻管内で注意報レベルを継続中です。
仙南管内で注意報レベルを超えました。
気仙沼管内で注意報レベルを超えました。

~今週のコメント~
【伝染性紅斑】
 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19を病原体とし、幼児や学童を中心にみられる流行性の発疹性疾患です。
両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。
頬に発疹が出現する7~10日ほど前に、微熱や感冒様症状などの症状がみられますが、この時期にウイルスの排泄量が最も多くなります。
妊婦が感染すると、胎児の異常(胎児水腫)や流産を引き起こすことがあるため特に注意が必要です。
患者報告数は第36週頃から増加傾向を示していましたが、第40週と第42週に県内全域で警報開始基準値の2を超えたことから、県では注意喚起を行いました。
特に仙台地域、気仙沼地域を中心として流行が継続しており、今後も患者の増加が予想されますので、咳エチケットの徹底をお願いします。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成30年11月1日更新)