2016年06月20日

平成28年・23週(6月6日~6月12日)

~定点把握対象疾患~
・A群溶血性レンサ球菌感染症
 石巻管内で警報継続中
 仙南管内で警報値を超えた
・流行性耳下腺炎
 仙南管内で注意報継続中
・咽頭結膜熱
 栗原管内で警報継続中


~今週のコメント~
・蚊媒介感染症      
2014年8月にデング熱の国内感染がおよそ70年ぶりに発生しました。
デング熱はデングウイルスを保有する蚊に刺されることで感染し、その症状は発熱、頭痛、筋肉痛、皮膚の発疹などです。まれに重症化して出血症状を発症することがあります。デングウイルスを媒介するヒトスジシマカは国内にも広く分布しており、海外ではデング熱以外にもジカウイルス感染症やチクングニア熱などを媒介します。蚊媒介感染症の予防策は蚊に刺されないようにすることと媒介蚊の防除です。屋外で活動する際には肌をできるだけ露出しない服装や虫よけを塗るなど蚊に刺されないよう注意しましょう。また、ヒトスジシマカは小さな水たまりでも繁殖し、約10日間で卵から成虫になるため、植木鉢の皿など人工容器に溜まった水は週に一度は捨てるようにしましょう。


【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成28年6月15日更新)