2017年06月30日

平成29年・25週(6月19日~6月25日)

【定点把握対象疾患】
  [感染性胃腸炎]仙南管内で警報継続中
  [咽頭結膜熱]栗原管内で警報値を超えた
  [A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【つつが虫病】
 県内で今シーズン初めての報告がありました。つつが虫病は、ツツガムシ(ダニの一種)が保有するつつが虫病リケッチアが原因となり、38℃以上の高熱、発疹などの症状を引き起こす感染症です。
全国的に春~初夏及び秋~初冬に患者の報告数が増加します。
ツツガムシは、草地に多く生息していることから、草刈りや山菜採り、レジャー等の際は、刺されないよう肌の露出を少なくするなどの対策を取ることが重要です。
ツツガムシ病には死亡例も見られますので、さし口があり、症状が現れた際には、すみやかに医療機関を受診してください。

【結核】
 今週、仙台管内で21例の報告がありました。
結核は、結核菌による感染症で、初期症状は長く続く咳や発熱等ですが、症状が進行すると、咳などの飛沫中に結核菌が排出されるようになります。
早期の発見と治療が重要ですので、定期的な健康診断を受けるとともに、2週間以上咳や痰、微熱等が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年6月29日更新)