2016年12月09日

平成28年・48週(11月28日~12月4日)

~定点把握対象疾患~
[感染性胃腸炎]
仙南、塩釜、大崎、栗原、登米、石巻、仙台管内で警報継続中
気仙沼管内で警報値を超えた

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
仙南、石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【感染性胃腸炎】
 今週、気仙沼管内でも定点あたりの患者報告数が警報値を超え、 県内全域で患者数が多い状況が続いています。県内全体の定点あたり患者数は今週、45.75となり、過去に胃腸炎が大流行した、2006 年第50週の33.73を超え、過去に例のない大規模な流行となっています。現在のところ、流行の中心は、10歳以下の小児で報告数全体 の約85%を占め、集団感染事例もほとんどが、保育所や幼稚園、小学校での事例となっています。今後も患者の多い状況は継続すると考えられますので、感染予防及び感染拡大防止に努めるとともに、食品などの二次汚染にも十分に留意し、食品の十分な加熱など、食中毒予防にも注意が必要です。


【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成28年12月8日更新)