2016年12月16日

平成28年・49週(12月5日~12月11日)

~定点把握対象疾患~
[感染性胃腸炎]
仙南、塩釜、大崎、栗原、登米、石巻、気仙沼、仙台管内で 警報継続中

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
仙南、石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【結核】
 結核は結核菌による感染症で、ヒトーヒト間で感染します。初期症状は長く続く咳や発熱等です。重症化すると肺の破壊が進み、血痰や喀血といった症状が現れ、呼吸困難から死に至ることもあります。また、 症状が進行すると、咳などの飛沫中に結核菌が排出されるようになり、周囲の人へと感染が広がります。国内では結核で年間2千人以上が死亡しています。感染拡大防止のためにも早期の発見と治療が重要です。定期的に健康診断を受け、2週間以上咳や痰、微熱等が続く場合には早めに医療機関を受診しましょう。

【感染性胃腸炎】
 県内全体の定点あたり報告数は先週と比べやや減少しましたが、患者数の多い傾向は継続しています。今週、食品を介した感染報告事例の報告もあり、継続して感染予防に注意願います。


【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成28年12月15日更新)