2017年11月17日

平成29年・45週(11月6日~11月12日)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
石巻、仙台管内で警報継続中
[伝染性紅斑]
気仙沼管内で警報値を超えた

~今週のコメント~
【つつが虫病】
 ツツガムシ(ダニの一種)が保有するつつが虫病リケッチアが原因となり、38℃以上の高熱、発疹などの症状を引き起こす感染症です。全国的に春~初夏と秋~初冬の2峰性に患者数が増加します。
ツツガムシは草地に多く生息していることから、草刈りや山菜採り、レジャー等の際は、ダニの刺されないよう肌の露出を少なくするなどの対策を取ることが重要です。
ツツガムシ病での死亡例も報告されていますので、ダニの刺し口とともに、疑われる症状がある場合は、速やかに医療機関を受診して下さい。

【梅毒】
 梅毒の感染が全国的に広がっています。今年第44週までの患者数は、全国で4,813人、県内で51人となっており、昨年の患者数をすでに上回っています。
梅毒は主に性行為で感染します。妊婦の感染は、流産や死産の原因となるほか、新生児の目や耳に障害が出たりします。早期発見、早期検査、早期治療が重要となりますので、感染を疑う場合は早期に医療機関を受診してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年11月16日更新)