2018年10月19日

平成30年・第41週(2018.10.8~ 2018.10.14)

【定点把握対象疾患】
[ 手足口病 ]
仙南管内で警報レベルを継続中です。
栗原管内で警報レベルを継続中です。
大崎管内で警報レベルを継続中です。
[ 伝染性紅斑 ]
気仙沼管内で警報レベルを継続中です。
仙台管内で警報レベルを継続中です。
[ 水痘 ]
仙南管内で注意報レベルを超えました。
石巻管内で注意報レベルを超えました。

~今週のコメント~
【腸管出血性大腸菌感染症】
 ベロ毒素を産生する大腸菌による感染症で、O157、O26などの血清型が代表的です。
主な症状は腹痛・下痢ですが、重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こして死亡する例もあります。
県内では今週5例の患者報告があり、引き続き患者の多い状況が続いています。今週までの累積報告数を直近5年間と比較すると最も多い数となっています。
腸管出血性大腸菌は少量の菌数(10~100個)でも感染が成立し、特に、低年齢の小児は感染とその後のHUS発症のリスクが高いため注意が必要です。
食品の取り扱いに注意するとともに、手洗い励行などの予防対策に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成30年10月18日更新)