2017年07月07日

平成29年・26週(6月26日~7月2日)

【定点把握対象疾患】
 [感染性胃腸炎]
 仙南管内で警報継続中
 [手足口病]
 大崎管内で警報値を超えた
 [A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜管内で警報値を超えた、石巻管内で警報継続中続中

~今週のコメント~
【手足口病】
口腔粘膜、手のひら、足底などに現れる水泡性の発疹を主症状とした急性のウイルス性感染症で、主に乳幼児を中心に夏季に流行がみられます。
手足口病は、コクサッキーA16型、同A6型及びエンテロウイルス71型が主な原因であり、患者の咳、くしゃみなどの飛沫や便に排出されたウイルスで
感染が広がります。
全国的に昨年同時期を上回る患者数が報告されており、県内では今週、大崎管内で警報値を超えました。
今後、流行期を迎えることから、手洗い、うがいなどの日常的な予防対策を心がけてください。

【腸管出血性大腸菌】
県内では今週6名の患者報告があり、流行期に入ったと考えられます。
ベロ毒素を産生する大腸菌の代表的な血清型はO157、O26ですが、他にO121やO103などの血清型による感染事例も見られます。
小児や高齢者などが感染すると重症化することもありますので、食品等の取り扱いに注意するとともに、手洗いの励行など予防対策に努めましょう。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年7月6日更新)