2016年10月07日

平成28年・39週(9月26日~10月2日)

~定点把握対象疾患~
・ヘルパンギーナ
  仙南・塩釜・大崎・栗原・登米・石巻・気仙沼・仙台管内で警報継続中

・手足口病
  仙南・塩釜管内で警報継続中


~今週のコメント~
【RSウイルス】
 RSウイルスの感染により引き起こされる急性の呼吸器感染症で、患者のせきや鼻水等からの飛沫感染やウイルスが付いた物を触る接触感染により伝播します。特に乳幼児に多くみられ、生後6ヶ月未満の乳児では重症化しやすいことから、注意が必要です。例年、夏から秋に流行のピークがあり、今ーズンは全国的に過去5年を上回るペースで患者報告数が増加しています。宮城県内でも今週、増加傾向を示し、仙台医療センターでは患者よりRSウイルスが分離されています。
 今後、患者数はさらに増加すると考えられますので、うがい、手洗いなどの予防対策ともに、大人が軽い風邪の症状を感じた場合でも、早めの受診を行い治療するなど、乳幼児や老人などへの感染防止にも注意してください。


【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成28年10月6日更新)