2017年03月25日

平成29年・11週(3月13日~3月19日)

~定点把握対象疾患~
 [インフルエンザ]
 仙南、大崎、登米、石巻管内で警報継続中
 栗原管内で注意報継続中

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 仙南、石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【麻しん】
今週、大崎管内の医療機関より麻しん患者の報告がありました。
麻しんは麻しんウイルスの感染により起こります。
ウイルスに感染すると10~12日間の潜伏期間を経て発症し、初期症状は発熱、咳、鼻水等一般の風邪様症状を示します。この症状が数日続き、口の中にコプ
リック斑が現れます。
発熱は38℃以上の高熱となり、その後体に発疹が現れます。麻しんは最も感染しやすいウイルスの一つとされ、手洗いやマスクのみの一般的な予防法では防ぐことはできません。
有効な予防対策は、麻しんワクチンの接種によるもので、確実な予防には、2回のワクチン接種が必要とされています。近年、日本での報告例は海外からの輸入例が多くなっています。
麻しんの流行地域への渡航を計画している場合、ワクチン接種歴や罹患歴が不明な方はワクチン接種を検討し、感染予防をこころがけてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年3月23日更新)