2021年・第26週(2021.6.28 ~ 2021.7.4)

【定点把握対象疾患】
  警報・注意報の発令はありません。

~今週のコメント~

【RSウイルス感染症】
 上下気道炎を引き起こす代表的なウイルスであるRSウイルスによる呼吸器感染症で,主に小児にみられます。
今週は600名で第25週の413名からさらに増加しており,過去10年間のピーク時を上回っています。
気仙沼管内を除き県全域で増加がみられます。
また,仙台医療センターウイルスセンターでもRSウイルスの分離報告が増加しています。
感染者のせきやウイルスの付いた手やおもちゃなどを触ったり,なめたりすることで感染するとされていることから,小児のいる家庭や保育施設などは注意が必要です。
今後ピークを迎える可能性があるので動向について注視してください。

【小児の呼吸器感染症】
 現在,小児を中心にRSウイルスが流行中ですが,県内の保育施設で発熱・咳・鼻水を主訴とする呼吸器感染症の集団発生があり,検査を実施したところ,パラインフルエンザウイルス3型が検出されました。
パラインフルエンザウイルス3型は,幼若乳児ならびに易感染性状態にある小児および成人に肺炎や細気管支炎を引き起こします。
RSウイルス感染症に近い症状で,より軽症であることが多いとされています。
このウイルスによる感染症は感染症発生動向調査の対象となってはいませんが,県下における小児の呼吸器感染症の流行の一因と考えられますので,注意が必要です。
手洗いなどの予防の徹底に努めましょう。


【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和03年07月08日更新)