2022年09月09日

2022年・第35週(2022.8.29 ~ 2022.9.4)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
    仙南,塩釜,大崎,石巻,気仙沼,仙台管内で,警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~

【新型コロナウイルス感染症】
 県内の陽性公表者数は,9月7日に1,899名となり,同日現在の累計で238,043名となりました。
最近の動向を1週間あたりの推移でみると,第33週24,858名,第34週19,571名,第35週13,436名と減少傾向にありますが,依然として高い水準を維持しています。
 県は8月31日までとしていた「みやぎBA.5対策強化宣言」を9月末までに延長しています。
また,医療機関や保健所の負担軽減のため,9月2日から発生届の提出範囲を重症化リスクのある者に限定する取扱いを開始しました。
県民の皆様におかれましては,陽性判明後,届出対象の方とそれ以外の方で療養解除までの流れが異なりますので,詳細な内容については下記URLをご参照ください。
>>詳細はこちら

【手足口病・ヘルパンギーナ】
 手足口病の県内の患者報告数は第26週以降,増加傾向が続いており,県内全域で警報レベルを継続中です。
特に大崎,石巻管内は先週から大幅に増加しています。
また,ヘルパンギーナの県内の患者報告数は第32週以降,4週連続で増加しています。
 いずれも感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染です。
家庭内のほか,学校・保育園等の集団生活での感染に特に注意し,予防対策に努めてください。

【RSウイルス感染症】
 上下気道炎を引き起こす代表的なウイルスであるRSウイルスによる呼吸器感染症で,主に小児にみられます。
今週は77名で2週連続で患者報告数が増加しています。
また,仙台医療センターウイルスセンターでもRSウイルスの分離報告が継続しています。
感染者の咳やウイルスの付いた手やおもちゃなどを触ったり,なめたりすることで感染するとされていることから,流水と石けんによる手洗いやアルコール製剤による手指消毒を励行してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和04年09月08日更新)