2022年07月01日

2022年・第25週(2022.6.20 ~ 2022.6.26)

【定点把握対象疾患】
 警報・注意報の発令はありません。

~今週のコメント~

【夏季に流行する感染症】
 県内では今週、咽頭結膜熱と手足口病の患者報告数が増加しています。
これらは夏季に流行が見られるウイルス性の感染症です。
咽頭結膜熱は発熱(38~39度)、咽頭炎、結膜炎を主症状とする小児に多い感染症で、アデノウイルスの感染により起こります。
例年6月頃から徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。
季節がら、プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるため、「プール熱」とも言われます。
 手足口病は乳幼児を中心に、手や足、口の中などに水泡性の発疹ができる急性ウイルス性の感染症です。
コクサッキーウイルスA16型、A6型、エンテロウイルス71型が主な病原ウイルスで患者の咳、くしゃみなどの飛沫や便に排出されたウイルスで感染が広がります。
 今後、流行期を迎えることから、手洗い・うがいの徹底など基本的な予防対策を心がけてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和04年06月30日更新)