2023年 第12週
～新型コロナウイルス感染症・
インフルエンザ、感染性胃腸炎～

2023年 第12週 (2023.3.20 ～ 2023.3.26)

【定点把握対象疾患】
　警報・注意報はありません。

～今週のコメント～
【新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ】
　県内の第12週の新型コロナウイルス感染症患者数は1,116名と12週連続で減少しています。
一方で，インフルエンザ患者数は前週の375名から499名へ再び増加に転じ，石巻と気仙沼を除く全ての管内で増加しています。
　異動や進学等で人の動きが活発になり，感染機会の増加が懸念されるため今後の動向に注意し，基本的な感染対策の徹底に努めてください。

【感染性胃腸炎】
　県内の定点医療機関からの患者報告数は前週の497名から308名となり，2週連続で減少していますが保育施設等での集団感染事例が継続して発生しているので注意が必要です。
集団感染事例の原因の多くがノロウイルスで，ノロウイルスは感染力が強く，感染経路も汚染した手指や食品など様々なので，調理・食事前の手洗いなどの基本的な対策を徹底してください。
また，アルコール消毒が効きにくいため，消毒する際は次亜塩素酸ナトリウム溶液（薄めた塩素系漂白剤）を使用してください。

【宮城県保健環境センター（宮城県結核・感染症情報センター）より参照】
（令和05年03月30日更新)