2021年12月17日

2021年・第49週(2021.12.6 ~ 2021.12.12)

【定点把握対象疾患】
 [水痘]
  登米管内で,警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~

【梅毒】
 梅毒は、梅毒トレポレーマによる感染症で、感染経路の多くは異性間や同性間の性的接触によるものです。
2021年の県内での報告数(第49週まで)は100例と、過去最高だった2018年1年間の報告数の91例を超えています。
生殖器にしこりやただれなどの症状が出るほか、妊婦の場合は流産や死産のおそれもありますので、感染が疑われる場合には早期に医師の診断・治療を受けることを心がけてください。

【感染性胃腸炎】
 感染性胃腸炎は,嘔吐・下痢などを主な症状とする感染症で,県内の患者報告数は先週に比べ増加しています。
保育所などでの集団発生事例も報告されており,患者からは胃腸炎を引き起こすノロウイルスとヒトパレコウイルスが検出されています。
帰宅後や食事前の手洗いを徹底するなどの感染予防対策に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和03年12月16日更新)