2019年05月17日

令和元年・第19週(2019.5.6~ 2019.5.12)

【定点把握対象疾患】
[ 水痘 ]
 塩釜管内で注意報レベルを超えました。

[ 伝染性紅斑 ]
 気仙沼管内で警報レベルを継続中です。
 石巻管内で警報レベルを超えました。

[ 溶血性レンサ球菌咽頭炎 ]
 仙南管内で警報レベルを超えました。
 石巻管内で警報レベルを超えました。

~今週のコメント~
【感染性胃腸炎】
 県では,定点当たりの患者報告数が第18週及び第19週においてすべての保健所管内で警報継続基準値を下回ったことから,平成31年4月25日から発令していた感染性胃腸炎警報を,令和元年5月16日に解除しました。
警報は解除されましたが,引き続き予防対策に努めてください。

【麻しん】
 今週,塩釜管内の医療機関より麻しん患者の報告がありました。
麻しんウイルスに感染すると,10~12日間の潜伏期間を経て発症します。
典型的な症例では,初期に38℃台の発熱と倦怠感,咳や鼻水など風邪を疑わせる症状が2~4日継続します。
その後に体温は僅か(1℃程度)に下降しますが,体の発疹と前後して再び39℃台の高熱となる2峰性発熱の様相を呈します。
麻しんは感染力が強いため,麻しんを疑う症状がみられた際には必ず医療機関に事前に連絡し,医療機関の指示に従って早めに受診することを心がけてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和元年5月16日更新)