2019年08月23日

令和元年・第33週(2019.8.12~ 2019.8.18)

【定点把握対象疾患】
[ 手足口病 ]
 すべての管内で警報レベルを継続中です。

[ 伝染性紅斑 ]
 石巻管内で警報レベルを継続中です。

[ ヘルパンギーナ]
  大崎,栗原,登米管内で警報レベルを継続中です。

[ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ]
 石巻管内で警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~
【手足口病】
  乳幼児を中心に,手や足,口の中などに水疱性の発疹ができる急性ウイルス性の感染症です。
県内の患者数は先週の1,450人から減少しましたが,県内全域で流行が継続しています。
今シーズンは,コクサッキーウイルスA6型を中心とした流行となっており,従来の典型的な症状ではなく,全 身に丘疹紅斑が現れるケースが多くみられます。
感染は,患者の咳・くしゃみなどの飛沫や便に排泄されたウイルスによって広がりますので,今後も引き続き手洗いなどの予防対策の徹底を心がけてください。

【腸管出血性大腸菌感染症】
 ベロ毒素を産生する大腸菌による感染症で,O157,O26などが代表的です。
県内では今週9例の報告があり,患者報告数は41例となりました。
主な 症状は腹痛,下痢ですが,重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし死亡する例もあります。
加熱不足の食肉の他,洗浄が不十分な野 菜等の摂取を原因とすることもあります。
気温の高い状況が続いていますので,食品の取り扱いに注意するとともに,手洗い励行などの予防対策に努めてください。


【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和元年8月22日更新)