2019年05月31日

令和元年・第21週(2019.5.20~ 2019.5.26)

【定点把握対象疾患】
[ 水痘 ]
 気仙沼管内で警報レベルを超えました。
 塩釜,大崎,石巻管内で注意報レベルを超えました。

[ 伝染性紅斑 ]
 石巻,気仙沼管内で警報レベルを継続中です。

[ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ]
 仙南,石巻管内で警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~
【麻しん】
 今週,仙台管内の医療機関より麻しん患者3名の届け出があり,県内の麻しん患者は4名となりました。
麻しんウイルスに感染すると,10~12日 間の潜伏期間を経て発症し,38℃前後の発熱,咳,鼻水などの症状が数日続いた後,口の中に特徴的な斑点(コプリック斑)が現れます。
発熱は 39℃以上の高熱となり,その後発疹が現れます。
麻しんは空気感染で感染力が非常に強いため,体育館やコンサート会場などの広い場所でも感染の恐れがあるため注意が必要です。
麻しんはワクチン接種により予防することができます。
罹患歴や接種歴が不明な方はワクチン接種を検討するなど,感染予防を心がけてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和元年5月30日更新)