2019年07月12日

令和元年・第27週(2019.7.1~ 2019.7.7)

【定点把握対象疾患】
[ 水痘 ]
 大崎管内で注意報レベルを継続中です。
 登米,気仙沼管内で注意報レベルを超えました。

[ 伝染性紅斑 ]
 大崎,石巻,気仙沼管内で警報レベルを継続中です。

[ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ]
  仙南,石巻管内で警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~
【レジオネラ症】
 今週のレジオネラの患者は6名で,6週連続での発生報告がありました。
2019年の県内患者報告数は合計35例となっています。
レジオネラ属菌は土壌や環境水中に生育する菌で,エアロゾルが発生する環境(冷却塔,噴水,ジャグジー等)や循環水を利用した風呂などが,感染原因になりやすいと考えられています。
50歳代以上の男性に発症者が多く,高齢者は特に注意が必要です。肺炎またはインフルエンザ様の症状が長引く場合は,必ず医療機関を受診してください。

【手足口病】
 乳幼児を中心に,手や足,口の中などに水疱性の発疹ができる急性ウイルス性の感染症です。
夏季に流行がみられ,大人にも水疱性発疹のほか,夏風邪やインフルエンザと似た症状を引き起こすことがあります。
県内では先週に比べ患者数が増加し,特に仙台管内での増加が目立っています。
警報レベルには達していませんが,今後の動向に注意が必要です。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和元年7月11日更新)