2019年08月16日

令和元年・第32週(2019.8.5~ 2019.8.11)

【定点把握対象疾患】
[ 手足口病 ]
 すべての管内で警報レベルを継続中です。

[ 伝染性紅斑 ]
 大崎,石巻管内で警報レベルを継続中です。

[ ヘルパンギーナ]
  大崎,栗原,登米管内で警報レベルを継続中です。

[ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ]
 石巻管内で警報レベルを継続中です。

~今週のコメント~
【手足口病】
  乳幼児を中心に,手や足,口の中などに水疱性の発疹ができる急性ウイルス性の感染症です。
県内の患者数は先週の2,000人から1,291人と減少し,定点当たりの患者報告数は22.26人となりました。
未だ県内全域で流行が継続しており注意が必要です。
引き続き手洗いなどの予防対策の徹底 を心がけてください。

【RSウイルス感染症】
 RSウイルスにより引き起こされる急性の呼吸器感染症で,主な症状は発熱や鼻水です。
患者の咳,鼻水等からの飛沫を吸い込んだり,ウイルスが 付いたものを触ることにより感染します。
特に乳幼児に多くみられ,生後6ヶ月未満の乳児では肺炎などを起こし重症化することがあります。
通常は秋から冬を中心に流行しますが,近年は流行が早く始まる傾向にあります。
今週に入り患者数の増加傾向がみられ,仙台医療センターウイルスセンターでもRSウイルスが多く検出されています。
今後の流行に注意が必要です。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和元年8月15日更新)