2016年09月16日

平成28年・36週(9月5日~9月11日)

~定点把握対象疾患~
・ヘルパンギーナ
  塩釜・大崎・栗原・登米・石巻・気仙沼・仙台管内で警報継続中

・手足口病
  仙南・気仙沼管内で警報継続中

・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
  石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【麻しん(はしか)】
 麻しんの初期症状は38℃前後の熱、咳、鼻水などで、引き続き口腔粘膜に特徴的な白い斑点の出現、39℃以上の高熱と全身の発疹が生じます。通常はその後3~4日程度で徐々に熱が下がり回復しますが、肺炎、中耳炎、脳炎といった合併症を引き起こすことも多く、死亡することもあります。先月以降、首都圏や関西などで小規模な集団感染が続いています。麻しんは感染力が非常に強いため、体育館やコンサート会場のような広い場所でも、免疫がない人に容易に感染して流行につながる恐れがあるので注意が必要です。麻しんはワクチン接種により予防することが可能ですので、罹患歴やワクチン接種歴が明らかでない場合は接種を検討してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成28年9月15日更新)