2020年05月29日

2020年・第21週(2020.5.18~ 2020.5.24)

【定点把握対象疾患】

警報・注意報の発令はありません。


~今週のコメント~

【腸管出血性大腸菌感染症】
 ベロ毒素を産生する大腸菌による感染症で、O157、O26などが代表的です。
県内では今週,栗原および仙台管内で報告がありました。
主な症状は腹痛、下痢ですが、小児や高齢者など抵抗力が落ちている人では溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし重症化することがあるため注意が必要です。
手洗い励行などの予防対策に努めてください。

【新型コロナウイルス感染症】
 県内の新型コロナウイルス感染症は,4月29日以降新規感染者の報告はありません。
この疾患は,発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く,強いだるさ(倦怠感)や味覚・嗅覚障害を訴える人が多いと報告されています。
引き続き手洗いの励行,咳エチケットの徹底,「密閉」,「密集」,「密接」の「3密」を避けるなどに努めるとともに,睡眠や栄養を十分に取ることを心がけてください。
なお、県では下記のとおり健康相談のためのコールセンターを設置しております。


 宮城県・仙台市  TEL:022-211-2882,022-211-3883  24時間対応
 厚生労働省    TEL:0120-565653  9:00~21:00(土日・祝日も実施)

※聴覚や言語に障害のある方で電話でのご相談が難しい方については,ファックス(022-211-3192)またはメールで受付をしています。
お急ぎの方はファックスでの相談をお願いします。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和2年5月28日更新)